第9回 認知症介護 骨粗しょう症

 2017年12月現在、母は車いす生活になっています。

 今年に入り2度足の付け根を骨折したのです。

 1度目は手術して入院してリハビリもしました。

 リハビリの先生の言うことを素直には聞かなくなっているので、リハビリも難航しました。

 ただ、その時リハビリの様子も時々見せていただきましたが、本当に根気よく先生方はリハビリしてくださっていました。

 2度目の骨折時に医師は手術するかどうか判断をこちらに委ねてきました。

「手術に耐えられないほど体力がないわけではありません。手術しなければ骨の先端部分に血が行かなくて、少しずつ壊死していくので歩けるようにはなりません。ただ入院生活やリハビリに対して本人が感じる大変さを考えると、手術するのがいいか、しないで車いす生活になるのがいいか、判断は難しいところです。」

 グループホームの担当者と相談して、車いす生活でも受け入れてくれるというので、2度目の手術はしないことにしました。

 これも一つの決断です。

 歩けなくなる。車いすでの生活になる。そういう判断も自分にさせてもらえない。

 私は母の気持ちになって、つらくなりました。

 話は5年前にさかのぼって、2012年2月のメモです。

2012年2月○日

・N整形外科クリニックに行ってきた。

 骨粗しょう症の検査の結果は、同年齢の90%の骨密度で、骨粗しょう症になりかけ位らしい。

 前回と同じ湿布薬の他に、「ワンアルファ錠1.0ug」というビタミンDが出た。

 カルシウムの吸収をよくする薬らしい。

 朝一回で2週間分。

 次回からは4週間分出してもらい、飲んでいくことになるようだ。

 腰の痛みはひどくはなっておらず、動かすと痛むようだ。

 痛み止めの薬は飲んでいない。

第8回 認知症介護 認知症の薬を飲み始める前に飲んでいた薬

第6回 認知症介護 認知症の検査 薬をどうするか」で薬のことにも触れましたが、認知症の薬を母はこの時点ではまだ飲み始めていません。

ただ、腰が痛い、血圧が高い、コレステロール値が高い、ということで、母は数種類の薬を飲んでいました。

これもA病院での二度目の検査の数日後のメモです。

2012年2月○日

・腰が痛いと言うのでN整形外科クリニックに行ってきた。

知り合いのK医師のところだ。

レントゲンを撮った。年齢的な腰の骨の変形によるものだろうとのこと。骨粗しょう症も少しありそうだと。

骨粗しょう症の検査もした。

この結果はT市に送って1週間くらいしたら戻ってくるというので、また1週間後くらいに行くことになった。

「一人で通えそうならリハビリに」という雰囲気もあったが、はっきりそうはおっしゃらなかった。

湿布薬「アドフィードパップ40㎎」と痛み止めの薬「セレコックス錠100㎎」が出た。

帰りにS薬局に寄り、薬剤師のNさんに薬について相談してきた。

「薬はなるべく少なくと思っているが、薬の負担が胃にありそうだから、粉の胃の薬は、毎朝飲むようにしようと思うが」と。

「胃の不調を訴えたときに頓服で、というO医師の指示ではあるが、朝は特に胃への負担がかかるときなので、そのようにしていいのではないか」との返事。そうすることにした。

ちなみに、現在飲んでいる薬を挙げておく。(腰の痛みどめや湿布薬は除く。)

①「メバロチン錠10㎎」コレステロールを減らす薬。

②「ディオバン錠80㎎」血圧を下げる薬。(血圧を上げるアンジオテンシンの働きを抑えて抹消の血管を広げる。)

③「オメプラール錠10㎎」胃酸の分泌を強く抑える薬。(潰瘍や胃液の逆流によっておこる食道炎などを改善する。)

以上①②③を毎朝起きたらすぐ食前に飲む。基本は食後なのだが、忘れないようにするために食前にしましょうと、O医師からの指示があったので。

④粉の胃の薬(「セルベックス細粒」1回分0.5グラム、「ガスチモン酸1%」1回0.5g、「ラックビー微粒N1%」1回1g)
 この④も朝一緒に飲むことにして①②③④を朝飲んでいる。

⑤「デパス錠0.5㎎」不安や緊張をやわらげ寝つきをよくする薬。

 これは、眠れない場合に飲む。

 2か月ほど前から薬の管理の大部分を一郎(私)がするようにした。

2か月前から1か月前には夜何度も「胃の薬がほしい」「寝つきをよくする薬がほしい」ともらいにきていたので、今は④と⑤はひとつずつ袋に入れて、母の部屋の棚に置いてある。飲んだら次の日に補充する。

 薬の種類はどうしても増えてきます。

体のあちこちが痛くなってきますし、血圧も上がってくる。

母の場合、血圧上昇は父を亡くした後の一時的なものだったようにも感じますし、コレステロール値が高いのは、私も私の兄もそうですので、遺伝的要因もありそうですし。

 薬の種類が増えてきたら、薬の種類を減らせないものか医師に相談してみるといいと思います。

もちろん、医師は何らかの必要性を考慮して薬を出しているはずですし、患者やその家族からは言い出しにくいのが現状ですよね。

第7回 認知症介護 まだ一人でできる

 認知症介護の難しさは、特に初期はまだまだ一人でできることが多く、薬を飲んだり検査をしたりするのを本人が嫌がるということです。

本人は認知症だと思いたくない、もちろん介護することになる家族も、認知症だと思いたくない。

難しい判断に次々迫られますが、やはり早め早めに周囲に相談することが大事だと思います。

前回の記事のA病院で検査してきた翌日のメモです。

2012年2月○日

・「尿に泡が出るから、Oクリニックに行って検査してこようかな。腰も痛いからI整骨院にも行ってくる」と母が言うので、「尿の泡のほうは、急にどうこうということはないし、A病院での血液検査でも何ともなかったから、今度Oクリニックに行った時に言ってみよう」と言って、I整骨院だけにした。

一人でタクシーを呼んで行ってきたようで、腰の骨のずれを直してもらって、痛かったがよくなってきたとのこと。

このころの母は、まだ一人でタクシーを呼ぶこともできましたし、整骨院や病院にも一人で行けました。