第17回 認知症介護 認知症の薬 アリセプト 5㎎に移行

 認知症の薬アリセプトを、母が飲みだしてから2週間。薬の量が増えました。

 2012年3月下旬のメモ。

2012年3月○日

・かかりつけのOクリニックに行った。
 アリセプトを服用して2週間。

 少し調子よく見える。

 それは薬の効果なのか、暖かくなってきたからなのかは分からない。

 アリセプト3㎎を2週間飲み、特に副作用は見られなかったので、5㎎に移行した。

 腰の痛みは大分治まってきたようだ。

第16回 認知症介護 認知症の薬 アリセプト 服用第1日

 母が認知症の薬アリセプトを飲み始めたのは2012年3月の半ばでした。

 この日は、私の「家出記念日」です。

 いわゆる「家出」ではありません。

 私が高校を卒業して、大学進学のために上京した日。

 母にとっては、三人の子どもたちの一番下が家を出て行った日です。

 すでに姉も兄も進学などで家を出ていました。

 私は多少意気揚々と家を出ていきましたが、振り返ると、母は玄関の前でずっと私を見送っていました。

 母がアリセプトを飲んだ初日のメモです。

2012年3月○日

・アリセプト服用第1日。

 特に目立った変化はない。

 効果があるかも分からない。

 副作用があるかも分からない。

 今のところは胃がどうということはなく、興奮したり、落ち込んだりということもない。

 効果も副作用もすぐにはっきり出るほどだと怖いが。

 朝日新聞が「認知症プロジェクト」というのを始めるようです。

 2018年1月7日の朝日新聞に「寄り添う新聞をめざして」という記事があり、「超高齢化が進むなか、認知症になっても安心して暮らしていける『フレンドリー』な社会作りに、朝日新聞グループ全体で取り組む。」とあります。

 期待しています。

第15回 認知症介護 認知症の薬 アリセプト

 母が認知症の薬を飲む日がきました。

 認知症の薬と言っても、認知症が直る薬はないとのこと。

 認知症の進行を遅らせる薬だということです。

 まずはアリセプト。認知症の代表的な薬です。

 徐々に薬の量を増やして、一定期間たったら別の薬に替える、それが一般的なようです。

 2012年3月半ばでした。

2012年3月○日

・Oクリニックに行った。

 朝飲む薬がこれまでの3種類から4種類になった。アリセプトD錠3㎎だ。

 物忘れの症状が進むのを抑える薬、認知症の薬だ。

 もちろん母の気持ちを考慮して、O医師も薬局のNさんも認知症の薬ですとは言わない。

 Nさんは「シャキッとします」と明るく言ってくれていた。

 この3㎎を2週間飲み、副作用などを確認して5㎎に移行するのが一般的な飲み方のようだ。

 妻の職場の人たちには「飲まないほうがいい」と言う人はいないらしいし、まあそうなのだろうが、やはり私には躊躇もある。

 アリセプトを飲み始めたら、薬をやめるという選択肢はなくなるはずだ。

 やめたら反動で急速に悪化する懸念もあるだろうから。

 薬の効果が薄れてきたら、10㎎にするか、別の薬に変えるということになるだろう。

 その後、I整骨院にも行ってきた。

 しかし、血圧を測ってO医師は「血圧の薬を飲まなかったから高い」と言ったのはなぜだろう。

 血圧手帳には今朝の血圧が記入してあり、決して高くはない。

 それはO医師も見たのに。

 病院で血圧を測るときはいつも高いとこれまで何度も言っているはずなのに。

 その場で「朝の血圧は高くはなかったですが」と尋ねてもよかったが、血圧の薬はやめてはいけないと言いたいがために、わざとそう言ったのかもしれないとか、色々考えて聞けなかった。

 しかし、少し私のO医師への不信感が高まった。

 不信感を持つのもよくないとは思うが。

 O医師は、私も私の母も信頼している医師でしたが、それでも時には、分かってもらえないというもどかしさを私が感じることはありました。

 例えば、怒りっぽくなった「不穏」の状態の時に飲ませる「抑肝散」という漢方薬がありますが、その状態になってからではとても飲ませられず、「不穏の状態でどうやって飲ませたらいいのだ」と思ったこともありました。

 もちろん、先生は不穏の状態がどんなものか、知らないはずはないのですけれど。