母がグループホームに入るにあたって、「薬はなるべく少なく」とお願いしていました。(それ以外にもお願いしたことはありますが、詳しくは「第74回 認知症介護 グループホーム入所にあたってお伝えしたこと」をご覧ください。)
それでも、介護していくにあたって、必要だと判断される薬が増えていくであろうことは予想していました。
しばらくはどんな薬を飲んでいるかを尋ねることもしていなかったので、2019年3月にグループホームに尋ねてみました。
薬は7種類に増えていました。
2015年8月に母がグループホームに入ったときに飲んでいた薬は「リスパダールOD錠1㎎」のみでした。
神経の興奮を抑える漢方薬の「抑肝散」という薬も出ていました。
これは母がグループホームに入る半年ほど前に、かかりつけ医から出ていた薬で、どう飲ませたらいいものかと苦労した薬でした。
不穏状態になってからでは、とても飲ませられないので、予防的に飲ませるしかないなと思った薬です。
そのあたりについては、「第46回 認知症介護 抑肝散という薬」に書いています。
薬が10種類を超えるようなことになってきたら、減らせないか相談したいと考えています。
2019年3月○日
・年に4回ほど持参する介護職員の方へのお礼の品を持って、今日は一人で面会に行ってきた。
今回はメリーのミルフィーユを持っていった。
母は顔色もよく、穏やかな表情で元気そうだった。
面会に行く前に、グループホームに電話しておき、今母が飲んでいる薬を書いたメモが頂けないかとお願いしておいた。
ある程度予想していたが、薬は7種類に増えていた。
グループホームに入るときに、薬はなるべく少なくということは伝えてある。
もちろん、必要だと判断されたら、飲ませてくださいとも言ってある。
薬局が出している「今日のおくすり」の3月分をコピーして渡してくれた。
脳と心臓と胃と腸の薬、合計7種類だ。
1つめは、リスペリドンOD錠0.5㎎「サワイ」、これは精神状態を安定させる薬で、1日1回昼食後に。
2つめは、ツムラ54 抑肝散エキス顆粒(医療用)、これは神経の興奮を鎮める薬で、1日3回毎食前に。
3つめは、ペルソムラ錠15㎎、これは寝つきをよくし、睡眠を維持させる薬で、1日1回就寝前に。
4つめは、メマリーOD錠20㎎、これは脳の伝達物質を調整して、精神活動を活発にし、物忘れや症状が進むのを抑制する薬で、1日1回朝食後に。
5つめは、アムロジピンOD錠5㎎「明治」B、これは血管や心筋を収縮させるカルシウムの働きを抑えて、心臓の負担を軽くしたり、血管を拡げたりして血圧を下げる薬で、1日1回朝食後に。
6つめは、ミヤBM錠B、これは腸内細菌のバランスを整え、腸の働きを調整し、下痢や便秘などの症状を改善する薬で、1日3回毎食後に。
7つめは、マグミット錠330㎎B、これは胃酸の働きを抑えたり、便通をよくしたりする薬で、1日3回毎食後に。
これだけの薬を指示通り飲ませるだけでもかなり大変そうだ。