第41回 認知症介護 徘徊SOSネットワーク 

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 2014年4月、母の徘徊が始まりました。

 始まったといっても、何度もあったわけではありません。

 デイサービスを利用していた母は、迎えが来てくれるのに、なぜか自分で歩いていこうという気になったらしく、家族が知らないうちに、出かけてしまっていたのでした。

 デイサービスの迎えが来る少し前に、母のいないことに私が気付き、慌てて家の中、家の周囲を探しましたが見つかりません。

 すぐにケアマネジャーのNさんに電話しました。

 デイサービスにも電話しました。

 交番にも電話しました。

 私は職場に電話して、事情を話し、遅刻する旨を伝え、車で母を探し始めました。

 以前テレビで見た徘徊の特集番組で、家のすぐ近くの溝にはまって亡くなっていた認知症患者がいたことが頭をよぎりました。

 母は足腰が強く、5㎞ほど離れた駅まで歩くこともある人でしたし、肩を骨折した時も、その駅まで歩いていこうとしていたのを思い出しました。

 そこで、家から駅まで歩くとしたらこの道だろう、と見当を付けて、そこを中心に探しました。

 探し始めて2時間ほど経った頃でした。

 デイサービス「○○○○」の所長さんから「見つかった」という連絡をいただきました。

 他の人の送迎中に見かけて車に乗せてきたと。

 見つけた場所は駅とはまるで逆方向に数キロ歩いた場所でした。

 道が分からなくなり、曲がる方向を間違えて、そのままずんずん歩いて行ったに違いありません。

 ケアマネジャーのNさんの勧めで、すぐにその日、市役所にある「徘徊SOSネットワーク」に登録してきました。

 靴に貼る、識別番号の印字してあるシールをもらいました。

 そのシールが靴に貼ってあれば、徘徊してどこかで見つかっても、その識別番号で誰かが分かるというものです。

 しかし、そのシールを私が貼っても、母がはがしてしまうことも数回ありました。

 そりゃそうです。

 母が「何か変なものがついている、こんなのはがしてしまえ」と思っても不思議ではありません。

 そのシールのおかげで助かったということはありませんでした。

 システムやシールが悪いわけではありません。

 母の徘徊が2度しかなかったからです。

 2014年5月のこの日のメモは前半が徘徊と「徘徊SOSネットワーク」について、後半がショートステイについて書いていますので、今回と次回に分けます。

2014年5月○日前半

・今日からデイサービスの「○○○○」へは、一郎が7:20に送っていくのを基本とした。

 一郎が送れない場合は前もって「○○○○」に連絡し、迎えに来てもらうこととする。

 4月○日、母の徘徊が始まった。

 「○○○○」に歩いて行こうとして、おそらく7:00頃に出ていった。

 7:30頃に一郎が気づき、ケアマネジャーのNさん、デイサービスの「○○○○」、近所の交番に連絡して探し始めた。

 10:00頃に「○○○○」の所長さんが、ほかの人の送迎の途中、U町で発見し、「○○○○」に連れて行ってくれた。

 見つかったのは「○○○○」とは逆の方向で、意外だった。

 4月△日には、一郎が市役所に行き、「徘徊SOSネットワーク」に登録してきた。

 5月△日に2回目の徘徊。

 一郎が出かけた後、妻が気づき、探し始めた。

 やはり「○○○○」に歩いて行こうとしたらしい。

 「○○○○」の送迎の方が、団地の出口にある老人介護施設の前で発見し、「○○○○」に連れて行ってくれた。

 8:00に一郎が妻から連絡をもらい、8:30には発見してもらえた。

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