第39回 認知症介護 独り言が増えてきた その2

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 前回の記事「第38回 認知症介護 独り言が増えてきた その1」で紹介したメモから半年後の2013年11月。

 母の独り言は大分激しくなってきていました。

 このころには、デイサービスにも行くようになっていました。

 このデイサービスの職員の方々や所長さんにも、大変お世話になりました。

 初めは週に2回程度。

 少しでも外に出て、家族以外の人と話したりする機会があればという感じでした。

 しかし、食べることの管理や薬の管理が難しくなってきて、火の不始末があったりして、週4回か5回通うように増やしたのがあまりよくなかったかもしれません。

 デイサービスの迎えが来るのが苦痛になっていたのかもしれません。

 独り言には「デイサービスには行かないよ」というのもありました。

 「男の人が話しかけたてきたりののしったりするのが聞こえるようで、それに答えたり、その声を追い払おうとしているような独り言が増えていきました。」と前回の記事で書きましたが、母は幼いころに「母親に捨てられた」と感じてもおかしくないことがあったようで、兄弟姉妹の面倒を見る母親役を小さいころからせざるを得ない状況にありました。

 その母親に対する思いを吐き出すかのような独り言もありました。

 「歳を取ったら子どもに返る」と言われますが、子どもの頃の記憶は残っているのでしょう。

 「カーラース、なぜ鳴くのー」の歌はよく歌っていました。

 「カラスの勝手でしょ」ではありません。

 元々の童謡の「カラスは山に」です。

2013年11月○日

・数日前から右ひざが痛いと言う。

 今日は腰も痛いと言う。

 それで整形外科に行ってきた。

 レントゲンの結果、ひざはそれほど悪くないらしい。

 腰は、下から5番目の骨が圧迫骨折のようになり、つぶれかけているようだ。

 以前からの変形はそこよりもう少し下のあたりらしい。

 昨日の夕方、1時間近くトイレか洗面所に入っていた。

 洗面所の入り口はカギが掛かっていた。

 中で何をしていたかは分からないが、ぶつぶつと独り言を言っていた。

 かなり長い時間。

 洗面所の外から少し聞いていた。

 1時間ほど経っても出て来ないので、「お母さん大丈夫」と声をかけたら、「はーい。トイレ」と答えて出てきた。

 翌日に聞いてみたら、覚えていなかった。

 1時間トイレに入っていたことも。

 独り言を言っていたことも。

 独り言も無自覚なのだろうなと思う。

 最近独り言が多くなった。

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