認知症の親の介護をしていて、親をグループホームに入れたら、なるべく多く面会に行ったほうがいいと思います。
グループホームのスタッフの方たちは、本当によくしてくださいます。
スタッフの方が言うことを母がなかなか聞いてくれないこともありますし、母の排せつがうまくいかないこともある。
母は独り言を言うことも多いし、他の入所者の方とのいざこざもある。
それでもスタッフの方は、なだめすかしたりしながら、上手に対処してくれる。
本当に頭が下がります。
「第66回 認知症介護 NHK「金とく」「日中 支え合う“老後” ~進む介護協力~」を見た。」でも触れましたが、介護スタッフの確保は全国的にますます難しくなっているようで、母がお世話になっているグループホームでも、やめてしまうからか、グループ内での人事異動があるからか、スタッフの交代はけっこう多いように感じます。
預けている家族とすれば、長く同じ人に面倒を見てもらったほうが、母のいろいろな好みや対処の仕方がわかっていいと思います。
でも、そうしていると様々なマイナスの感情がたまってきたりしてよくないのかもしれません。
病院や介護施設で患者の身体を拘束することが問題になることがありますが、やむをえず拘束する場合もあるかと思います。
もちろん、そのほうが楽だからという理由で、必要以上に拘束してしまうから問題なのでしょうけれど。
繰り返しますが、親をグループホームに入れたら、なるべく多く面会に行ったほうがいいと思います。
家族が気にかけていなければ、介護スタッフにしても、親身に介護する気になれなくても不思議ではありません。
費用は払っているのだから、と思わずに、季節に一度くらいは、心ばかりのお菓子などを持っていくように私はしています。
母をグループホームに預けた当初は、週に一度は面会に来ようと思っていましたが、徐々にその回数が減ってきてしまっています。
私のメモも、「面会に行ってきた」の連続になってしまいます。
このブログの内容も、このあたりからは、「面会に行ってきた」の単調さを避けるために、介護に関する時事的な内容が増えてくるかもしれません。
2015年9月○日
・グループホーム「S」に面会に行ってきた。
母はやはり「早く帰りたい」と言っていた。
「いつ帰れるの、と施設の人に聞いても、教えてくれない」とも言っていた。
「ここは時計がないから時間が全然分からない」(実際は、テレビを見るソファからは見にくいところに時計があるのだが)とか、「おばあちゃんが、一番若いくらいだね。みんな髪も真っ白で」とか繰り返し同じことを言うだけで、普通の(認知症ではない)おばあちゃんと思える。
入れ歯はまだ入っていなかったので、歯医者には連れて行ってもらってないようだ。
「食事はあまりおいしくない」と言っていた。