母の認知症介護をしてきて、多くの人に助けてもらいました。
ケアマネジャー、デイサービスのスタッフの方や所長さん、地域包括支援センターの方、母の妹さんや私の兄、そして家族。
今はグループホームのスタッフの方々。
もちろん、ずっと診ていただいていたかかりつけの医師は言うまでもありません。
前回、薬の悪影響について書きましたが、関わってくださった多くの医師も、母が少しでも楽になるようにとか、介護する家族が少しでも楽になるようにとか、色々なことを考えて、対処してくれたはずです。
認知症介護においては、様々な大変なことが起きますから、家族だけで対処せず、多くの人に助けてもらうことが大事です。
これは何度でも繰り返したい大事な点です。
医療には医療の限界が、行政には行政の限界があるにしても。
2015年2月のメモです。
2015年2月○日
・Oクリニックに行ってきた。
月に一度の定期の診察。
O先生に見せるために妻が書いた母の様子のメモには、結構深刻な感じで書いてあったから、O先生も心配して、介護する家族のために薬を出そうかと提案してきた。
一つは、認知症の進行を遅らせるパッチ薬。
もう一つは、不穏になった時に飲ませて落ち着かせる液体の飲み薬。
どちらももらってこなかった。
O先生は日に当たることが大事だとか、朝起きてご飯を食べるときに着替えることが大事だとアドバイスしてくれる。
それは分かってはいるが、なかなかそううまくはいかない。
O先生の「ごはん食べた」などの質問に、母は「ごはんと味噌汁」のように、適当に合わせて答えていた。
先生が「菓子パン? トースト? 」と尋ねると「トースト」のように。
本当はトーストなど食べていないのに。