私の出張の期間に、妻が母の薬を確認し忘れ、母がしばらく薬を飲まなかった時期がありました。
母の調子はよく、かかりつけのO医師に薬について相談にも行きました。
「第6回 認知症介護 認知症の検査 薬をどうするか」で、私は次のように書いています。
「薬はなるべく少なく」、私は以前からそう考えています。
父が亡くなる少し前、薬を15種類ほど飲んでいて、医師に相談して5種類に減らしてもらったことがあります。
父の最期の入院中医師に「薬に対してかなり依存性があります」と言われ、内心「あなた方医師があれも飲め、これも飲めと出してきた薬ではないか」と感じました。
私自身、30歳の頃に大きな病気を経験し、色々な検査をしたり、色々な薬を処方されたりしました。
その頃読んだ福田実さんの『私は薬に殺される』は大変印象的でしたし、その後も宇多川久美子さんの『その「1錠」が脳をダメにする』や『薬が病気をつくる』、近藤誠さんの『医者に殺されない47の心得』など、興味深く読みました。
こんなふうに書くと医者を敵視しているように思われてしまうかもしれませんが、そうではありません。
実際O医師に相談に行っているのですし。
その頃2014年8月のメモ。
2014年8月○日
・昨日、一郎が出張から帰ってきた。
8月×日から△日まで一郎の出張中3日間、母は薬を飲んでいないことが分かった。
三女の秋子が引き出しを開けたら三日分の薬が出てきたからだ。
しかし、ここ数日母の調子は悪くはない。
しゃっくりはある程度するが、機嫌はいい。
テレビも見ているし、話しかけても反応が遅いわけでもない。
今日の朝も薬を引き出しにしまった。
水が減っていないので飲んでないなと思い、引き出しを見たらやはりあった。
追及しはしなかったが、もう一度皿に薬を載せておいた。
飲んだかは分からない。
夕方秋子が、おばあちゃんのポケットががさがさ言うから、薬が入っているかもと言っていたが、まだ確かめてはいない。
今日もしゃっくりは少なく、機嫌もいい。
薬をどうしていくべきだろう。
明日はOクリニックに行って相談してこようと思う。
神経内科のM病院を受診するかどうかの相談をしようと思っていたのだが。
一郎が出張に行った初日、8月×日の夜は、しゃっくりがひどく、吐きそうな勢いのしゃっくりが3時間ほど続いていたとのことだった。
×日、一郎が出かける前に、母の足のむくみには気づいたが、今もそのむくみはある。