昨年(2018年)の10月、グループホームに母の面会に行ったときに、母は「もう死にたい」と口にしました。
この言葉を言ったのは、この時が初めてです。
ドキッとしました。
面会に行くたびに、母は「家に帰りたい」、「腰が痛い」、この二つは必ず口にしていて、この言葉を聞いていましたが、「もう死にたい」と言ったことはありませんでした。
私の妻と三女もその場に一緒にいて、その言葉を聞いていたはずですが、帰りの車の中でも、それについては少し触れただけでした。
妻も三女もつらい気持ちだったに違いありません。
痛い腰を抱えて、車いすで、やりたいこともできずに日々を過ごす。
トイレのことも、風呂のことも、自分ではできず、もどかしいことだろうなと思います。
介護施設でのいろいろな事件が新聞をにぎわしています。
介護をめぐる自治体の取り組みが進んでいるという面もありますが、うれしくないニュースもあります。
2018年10月のメモです。
2018年10月○日
・夕方、17:40にグループホームに母の見舞いに行った。
妻と三女の秋子と。
母は、もう死にたいと、我々の滞在していた15分程の間に3回も言った。
問いかけにも半分くらいは答えず、ボーっとしていることも多いのだが、その時は意識がしっかりしているように感じた。
聞いているのがつらい。
時々深い咳をしていた。
誤嚥性肺炎を起こしているのではないかと思った。
自力で快復するだけの体力、免疫力があるものだろうか。
グループホームに預けているお小遣いは残り3000円ほどだとのことなので、1万円預けてきた。