第44回 認知症介護 認知症の薬 メマリー 

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 母が認知症の診断を受けた2012年2月から2年と4カ月が過ぎた頃、2014年の6月と7月は、母の介護をしてきた日々の中で、最も大変だった時期です。

 いや2番目に大変だった時期です。

 1番はもう少し先、もう家での介護は続けられないと覚悟を決めた2015年の3月頃です。

 ショートステイを利用した後に、病状が悪化して、明らかに元気がなくなった母に対して、認知症の薬「アリセプト」のほかに「メマリー」が加わりました。

 「メマリー」とは、中等度および高度アルツハイマー型認知症における症状の進行を抑制する薬です。

 5mg、10mg、20mgの3種類があり、母に処方されたのはメマリー錠5㎎でした。

 「アリセプト」と「メマリー」は、それぞれ別の作用の仕方で認知症の進行を抑える薬で、同じ認知症の薬でありながら併用が可能です。

 アルツハイマー型認知症が中等度まで進行した頃から「メマリー」を投与する事で相乗効果が得られると言われているようです。

 しかし、母が「メマリー」を処方された後、さらに病状が悪化した印象がありました。

 ショートステイで病状が悪化し、「メマリー」の副作用でさらに一段病状が悪化した印象でした。

 「メマリー」は明らかに脳に作用している感じでした。

 「精神活動を活発にし」との説明がありましたが、母は感情の起伏が極端になり、感情のコントロールがきかなくなった感じでした。

 その頃、2014年6月のメモです。

2014年6月○日

・デイサービスの「○○○○」には今は毎日行くことにしており、所長さんが7:45頃に迎えに来てくれているが、昨日も今日も「行かない」と言って行かなかった。

 6月□日にOクリニックに行ってきた。

 血圧は低く、体重は減ってきているので、血圧を下げる薬とコレステロールを下げる薬は無しになった。

 薬はこれまでのアリセプトD錠5㎎に、メマリー錠5㎎という「脳の伝達物質を調節して、精神活動を活発にし、物忘れや症状が進むのを抑制する薬」が加わった。

 鬱傾向はまだ結構強く、テレビはほとんど見ない。

 これまで欠かさず見ていた大相撲さえ見ない。

 新聞も読まない。

 髪のカールもほとんどしない。

 食事も「要らない」と言って食べないことが増えた。

 お風呂は2週間以上入っていなくて、5月○日にスーパー銭湯に連れて行ったら、三女の秋子がうまく母をお風呂に入れてくれた。

 数日前にデイサービス「○○○○」から帰ってきた後は、すごく機嫌がよかったし、今日も夕方以降は調子がいいのか、スーパー銭湯以来10日ぶりに、自分から風呂に入った。

 先日、靴をベッドの横にバスタオルでくるんで隠し、私が探していて、それを見つけた時には、「うまいこと騙してやった」というような感じで、母はきゃっきゃっとはしゃぐように笑った。

 びっくりした。

 ここ数日は、しくしくと泣くことも数回あった。

 躁うつ病的な感じがする。

 感情のコントロールができないのではないか。

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