『看る力 アガワ流介護入門』と『総介護社会 介護保険から問い直す』の2冊の本を買ってきました。
『看る力 アガワ流介護入門』は、作家の阿川佐和子さんと高齢者医療の第一人者である大塚宣夫さんの対談です。
阿川さんは94歳で亡くなったお父さんを看取り、現在は認知症のお母さんの世話をしており、介護経験豊富とのこと。
「看る力・家族編」「看る力・夫婦編」「看られる覚悟―あなたが高齢者になったら」の三部構成です。
「イライラしたら笑っちゃおう」という言葉からもうかがえるように、全体的に「介護を暗く辛いものにしないようにしましょう」というメッセージが感じられます。
工藤広伸さんのブログ「ひとりでがんばらない 40歳からの遠距離介護」と共通する雰囲気です。
すでに4分の3ほどは読みました。
『総介護社会 介護保険から問い直す』のほうは、1998年に「市民福祉サポートセンター」で介護保険の電話相談を開設したという小竹雅子さんの著です。
こちらは「3章 介護保険のしくみ」「4章 介護保険の使い方」「5章 介護保険にかかるお金」という目次からも分かるように、介護保険のしくみや使い方などを解説しながら、介護が社会全体の問題になっていることを指摘、考察しています。
こちらはまだあまり読んでいませんが、これから介護に直面する人たちにとって、大いに参考になる本だろうと思いましたので、紹介しました。
『看る力 アガワ流介護入門』は、2018年6月20日、『総介護社会 介護保険から問い直す』は、2018年7月20日が初版で、どちらも新しい本です。