今日の夜、NHKの「金とく」という番組で、中国の介護現場を特集します。
夜の7時56分からです。
朝日新聞のテレビ欄には「中国人介護士人手不足の介護現場へ 悪戦苦闘の現場に密着」とあります。
見ようと思っています。楽しみです。
日本社会の少子高齢化を世界が注目しています。
日本が少子高齢化の「先進国」だからです。
ベストセラーとなった河合雅司さんの『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』(講談社現代新書)でも、「2021年 介護離職が大量発生する」とか「2026年 認知症患者が700万人規模に」とか「2042年 高齢者人口が約4000万人とピークに」などと、日本の未来を予測しています。
しかし、少子高齢化はひとり日本だけの問題ではなく、多くの国にとって深刻な問題となっています。
日本社会の少子高齢化がどのように進み、どのような問題が発生し、政府がどのように対処していくのか。対岸の火事ではなく、世界が注視しています。
お隣中国でも少子高齢化は他人事ではありません。
何せ人口が多い。
朝日新聞のテレビ欄には「高齢者が2億人以上 中国の驚きの介護事情」ともあります。
台湾の介護現場にすでに多くの外国人が従事していることを少し前にテレビで見ました。
まだまだ言葉の問題など課題は多いようですが、「介護に従事しようとしている人材を日本にとられてしまう前に確保しておきたい」という思惑が台湾政府にあるようでした。
日本で看護や介護の仕事に従事したいと希望している外国人にとって、現状では審査基準が厳しく、ハードルが高いようです。
介護される側にとっては、言葉の通じる人に介護してもらいたいというのも人情です。
しかし、看護や介護の現場の人手不足が深刻になり、その審査基準も引き下げられ、多くの外国人の助けを借りる日が近づいているという気がします。
コンビニでアルバイトしている外国人の増加などから考えても必然の流れなのではないでしょうか。
日本と中国はあまり関係がいいとはいえず、中国に対していい印象を持っていない日本人は多いですし、日本に対していい印象を持っていない中国人も多いです。
サッカーワールドカップで日本人サポーターが試合後にスタンドのゴミを拾っていたことが話題になったり、訪日外国人が増え、日本の良さが外国の人たちに広く知られるようになったりしてきたのはうれしいことです。
日本と中国の間でもお互いの印象がもっとよくなればと思っています。
朝日新聞のテレビ欄には「介護で深まる日中友好」ともあります。そう期待します。