第109回 認知症介護 要介護認定の更新

 母がグループホームに入ったのは、2015年(平成27年)の8月、その時の母の要介護状態区分は「要介護1」でした。

その頃の介護保険被保険者証を見てみると、認定の有効期間は「平成25年2月6日~平成26年2月28日」となっています。

約1年です。

その次のものが今手元にはないのですが、平成29年の末に送られてきた「要介護認定・要支援認定更新手続のお知らせ」があります。

それによると、要介護認定期間は、「平成28年3月1日~平成30年2月28日」となっています。

2年間の要介護認定期間です。

要介護状態区分は「要介護2」になっています。

おそらくこの更新の時に「要介護2」になったのだと思います。

そして、現在の介護保険被保険者証を見てみると、「要介護4」です。

有効期間は平成30年3月から2年間です。

要介護認定の有効期間は、新規の認定で6ヶ月、更新の認定で3~24ヶ月となっているようです。

2018年1月のメモです。

2018年1月○日

・グループホーム「S」に母の面会に行ってきた。

2回目の足の付け根の骨折では、手術をしない選択をしたので、それ以来は車いす生活だ。

母に話しかけると、たいていはオウム返しだ。

「寒くなってきたね」、「寒くなったな」。「ご飯食べた?」、「ご飯食べた」。

時々自分から話すこともある。

母が自分から話すことは「お家に帰りたいな」、「足が痛いな」、たいていはこの二つだ。

「みんな、嫌いだ」とも言った。

「お家に帰りたいな」を聞くのはつらい。

正気で言っているようにも感じる。

介護認定の更新についてスタッフに聞いた。

現在は要介護2だが、要介護3か要介護4になるのではないかとの話。

先日お願いしてある介護パンツを医療費控除の対象にするための証明書は、すでにグループホームの担当の医師の所には持って行ってあって、来週取りに行くだろう、とのこと。

第108回 認知症介護 確定申告の医療費控除

 1年間に支払った医療費が多かった場合、確定申告をすれば、納めた税金(源泉徴収された所得税)が一部戻ってきます。

医療費控除の制度です。

「多かった」といっても、かかった医療費が10万円程度ではほとんど戻ってきません。

かかった医療費から10万円を引いた分の、その何パーセントかが戻ってくるというものですので、10万円を少し超えるくらいだと、苦労して領収書を整理したり計算したりして確定申告しても、戻ってきたのは数百円ということになります。

家族のうち何人かが手術や長期のケガをしたとか、美容ではなく治療と言える歯科矯正をしたとか、そのようなことがあって、20万円を超えるような医療費が発生したら、確定申告するかいがあると思います。

医療費が高額になった場合に、手続きをすれば医療費が補助されるような公の制度があり、それで戻ってきた金額は、差し引かなくてはいけません。

介護に関しての費用も、医療費控除の対象になっていますが、対象になっているのは、1 訪問介護【ホームヘルプサービス】、2 訪問入浴介護、3 訪問看護、4 訪問リハビリテーション、5 居宅療養管理指導【医師等による管理・指導】、6 通所介護【デイサービス】、7 通所リハビリテーション【医療機関でのデイケア】、8 短期入所生活介護【ショートステイ】などで、グループホームの費用は対象になっていません。(詳しくは国税庁のホームページで確認したり、「医療費控除」などで検索したりして、確認してください。)

母のグループホームの費用は月々15万円程度ですが、それは医療費控除の対象ではないということです。

ただ、母が病院で診てもらった診察費や薬代などは医療費控除の対象になります。

母がグループホームに入った頃は、私たち家族の介護の都合で、母は紙パンツをはいていました。

それをグループホームでは、なくても大丈夫そうだということで、外してくれました。

ありがたかったです。

グループホームの介護スタッフの誠意を感じたことでした。

しかし、2度の股関節骨折もあり、この頃母はまた紙パンツを使用するようになっていました。

紙パンツや尿漏れパッドなどは、医師の証明書があれば医療費控除の対象として認めてもらえます。

証明書の用紙は、ドラッグストアの紙パンツ売り場に吊り下げられたりしています。

勝手に持って行っても大丈夫だと思います。

店の人に「紙パンツの証明書の用紙をいただいていきます」と声を掛けてもらっていったほうがいいとは思いますが。

その用紙をグループホームに届け、普段診察してもらっている医師に書いてもらうのです。

2018年1月のメモです。

2018年1月○日

・グループホーム「S」のIさんに昨日電話したが、その返事が来た。

確定申告で介護パンツを医療費控除の対象にするには医師による証明書がいるので、それをもらってきてほしいとお願いしていたのだ。

用紙がグループホームにはないので、持ってきてほしいと言われた。

すぐに近所のドラッグストアに行き、介護パンツの置き場のそばに置いて行った用紙をもらって、その足で届けた。

第101回 認知症介護 転倒して股関節の骨折 その3

認知症の母が股関節を骨折して手術することになりました。

2017年3月のことです。

9時半からの手術には、妻が付き添ってくれました。

私は昼までで仕事を早退し、学年末試験で早く帰宅していた三女と一緒に病院に向かいました。

昼食を済ませてから、妻と三女と私が交代で、母のベッドわきに付き添いました。

母が心細いだろうと思い、なるべく家族の誰かがそばにいるようにしようとしたのです。

妻は病院のケースワーカーと、いつごろ退院できるのかなどを話していました。

我が家はコープのケガ保険に入っており、母がグループホームに入る以前、肩を骨折した時などに、随分助かりました。

今回も保険金の請求をしようと考えたのですが、同居の実績がないということで、保険は出ないと言われてしまいました。

グループホームに母が入っていて、同居とみなされるかみなされないかは、多くの場面で迷います。

住民票は移していないから、母の現住所は、住民票的には私たち家族の現住所と同じです。

母がグループホームに入るまでは、私たち家族が同じ建物に住み、母の面倒を見てきましたので、まさに「同居老親」でした。

役所や職場で、母が私たちと同居の扱いになるかどうかは、ケースバイケースという感じです。

その都度状況を説明し、判断してもらっています。

事故受付センターで「その場合保険金はおりない」と言われた後、コープの店舗で聞いてみましたが、「事故受付センターでそう言われたのなら出ないでしょう」と言われました。

ケースワーカーにも相談しようかと考えましたが、実際に相談したかどうかは忘れてしまいました。

2017年3月、母が入院して3日目のメモです。

2017年3月○日

・母が手術した。

右足の付け根の骨折。

市民病院で9:30から。手術自体は15分くらい、前後の処置などを含めて1時間程度とのことだったが、順調に済んだようだ。

妻が9時前から付き添ってくれて、僕は11時に仕事を早退して、秋子の帰りを待って12時ごろに病院に行った。

昼食を食べた後、2時頃から5時まで、3人で30分交代でベッドわきに付き添った。

どれくらい入院することになるかは2週間後に判断するとのこと。

妻がケースワーカーさんと話した内容は以下の通り。(妻からのメッセージ)

 ・退院後はグループホーム「S」に戻る。

 ・グループホーム「S」 部屋がキープできるのは1か月。それ以降は家賃がかかる。

 ・グループホーム「S」の受け入れ条件は、①立位できる。②トイレの介助の際協力(手すりを持つなど)が得られる。③車椅子に移れる。以上3点。

 ・病院の見立ては次の通り(正確には2週間後の状態を見て判断するが)。

 おそらく1か月で立位は可能だが、歩行には更に1か月必要(老人カーを押して、杖をついて、くらい。何も使わずの歩行は難しいだろう)。

・立位の状態でグループホームに戻ると歩行のリハビリができないので、歩けるようにはならないかもしれない。

 ・歩けるようにして帰るか、立位の状態で帰るか、2週間後に要相談。

 とのこと。

新コープのケガ保険の事故受付センターに電話したら、しばらくして担当者から電話がかかってきた。

グループホームで暮らしていて、同居の実態がないと同居親族と認められないから保険金は出ないという。

住民票の住所も同じだし、職場での同居老親として扶養に入っているのだから、同居親族と認められるとも思うのだが。

諦めかけたが、保険金が出るのと出ないのとでは大違いだから、もう少し努力してみることにした。

カスタマーセンターに電話しかけたが、まず病院のケースワーカーに相談し、それ以外では生協の店舗の店長や配送の人に相談しようと考えている。