第120回 認知症介護 介護職員の異動

 母がお世話になっているグループホーム「S」の管理者が3月末で退職することになりました。

2017年3月に母が転倒して股関節を骨折したときにも、大変お世話になった方です。(「第98回 認知症介護 転倒して股関節の骨折 その1」参照)

母がこのグループホームに入った2015年8月から3年半ほどお世話になりました。

その間、数人の介護職員の方の異動もありました。

母の状態をよく知っている人が異動していくというのは、とても残念です。

しかし、これも仕方のないことなのかもしれません。

介護職員が認知症患者を傷つけてしまうような事件がたびたび起こっていますが、日々認知症患者と接していると、よほど人間ができている人でさえ、いら立ってしまうことがあると思います。

定期的に人を入れ替える必要があるのかもしれません。

この女性管理者のほかにも、3月末にはもう一人男性の介護職員も異動します。

どちらの方もいろいろ話はできますので、うかがったところ、女性管理者の方は、退職して自宅の近くの職場に移るとのこと。

男性の介護職員は、グループホーム「S」の系列の施設への異動とのことでした。

 

2019年3月○日

・「高額医療・高額介護合算療養費等制度の支給申請のお知らせ」が県の後期高齢者医療広域連合から届いた。

手続きには「後期高齢者医療 被保険者証」や「介護保険 被保険者証」などが必要(他に必要なのは振込先の通帳、認印、個人番号の記載のあるもの)で、それらはグループホームに預けてあるので、それを受け取りに行ってきた。

三女の秋子も行くというので一緒に行った。

秋子は母の手に保湿クリームを塗ってあげていた。

秋子が行くのは正月以来だ。

介護職員のIさんから、介護計画書の内容の説明を受けた。

10分から15分程度の結構丁寧な説明だったと思う。

母のような状態の人を風呂に入れるのに適した浴槽が今はないそうで、職員の方は買ってほしいと経営者側にお願いしているものの、「グループホームは、もともとそういうことを想定したものではないので」と実現は難しいようだ。

だから、最近はずっとシャワーのみになっているとのこと。

管理者のIさんが、3月末に退職して、4月から実家の近くの職場に変わるらしいが、介護計画の説明をしてくれた介護職員のIさんも、4月からは別の系列施設に異動らしい。

4月からはKさんという女性がユニットリーダーで、介護計画も作ると聞いた。

 

第114回 認知症介護 少しでも母に喜んでもらいたくて

 認知症の母がグループホームに入って、しばらくは届けを出して母と外出して、母の好きなものを食べに行くこともありました。

母に「何が食べたい」と聞くと、きまって「お寿司」と言いました。

寿司以外に母はうなぎも好きだったので、「うなぎを食べに行こうか」とこちらが言うと、「うなぎもいいねえ」と言って、うなぎを食べに行ったこともあります。

そのあたりは、「第82回 認知症介護 グループホームから外出し寿司を食べに行った」や「第92回 認知症介護 グループホームから外出しうなぎを食べに行った」に書きました。

しかし、そのように母を連れ出して外食できたのも、グループホームに入って1年余りでした。

その後は、お正月におせちを持って行っていくくらいです。

2018年11月には、みたらしを買って持っていきました。

みたらしは、母が特別食べたいと言ってはいませんでしたが、以前から私がみやげに買って帰ると母は「おいしい、おいしい」と食べていましたし、私にとって、みたらしは、子どもの頃のうれしい思い出がよみがえる食べ物の一つなのです。

グループホームの介護スタッフの方たちへのおみやげの分と、母と一緒に食べる分のみたらしを買っていきました。

2018年11月のメモです。

2018年11月○日

・「もう死にたい」という母の言葉が頭を何度もよぎり、気分が沈んでいたこともあり、母への面会は一か月くらいあいてしまった。

母と食べるのと、スタッフの方へのお土産も兼ねて、みたらしを買って(家用に5本、土産用に10本)、10:30に面会に行った。

朝から血圧が高いということで、母は寝ていた。

5分程部屋にいて、帰ってきた。

管理者のIさんが言うには、食事はしっかり食べるときもあるが、全く食べようとしないこともあるとのこと。

誤嚥のためだろうが、むせることも時々あると。

のどの神経が鈍くなっていて食べた時にむせるというのは、グループホームに入る前からのことではあるが。

みたらしものどに詰まらせる危険性があるものの一つなので、もう食べさせるのも難しいかもしれないと思った。

細かく刻めば大丈夫かもしれないが。

第113回 認知症介護 「もう死にたい」

 昨年(2018年)の10月、グループホームに母の面会に行ったときに、母は「もう死にたい」と口にしました。

この言葉を言ったのは、この時が初めてです。

ドキッとしました。

面会に行くたびに、母は「家に帰りたい」、「腰が痛い」、この二つは必ず口にしていて、この言葉を聞いていましたが、「もう死にたい」と言ったことはありませんでした。

私の妻と三女もその場に一緒にいて、その言葉を聞いていたはずですが、帰りの車の中でも、それについては少し触れただけでした。

妻も三女もつらい気持ちだったに違いありません。

痛い腰を抱えて、車いすで、やりたいこともできずに日々を過ごす。

トイレのことも、風呂のことも、自分ではできず、もどかしいことだろうなと思います。

介護施設でのいろいろな事件が新聞をにぎわしています。

介護をめぐる自治体の取り組みが進んでいるという面もありますが、うれしくないニュースもあります。

2018年10月のメモです。

2018年10月○日

・夕方、17:40にグループホームに母の見舞いに行った。

妻と三女の秋子と。

母は、もう死にたいと、我々の滞在していた15分程の間に3回も言った。

問いかけにも半分くらいは答えず、ボーっとしていることも多いのだが、その時は意識がしっかりしているように感じた。

聞いているのがつらい。

時々深い咳をしていた。

誤嚥性肺炎を起こしているのではないかと思った。

自力で快復するだけの体力、免疫力があるものだろうか。

グループホームに預けているお小遣いは残り3000円ほどだとのことなので、1万円預けてきた。