第25回 認知症介護 一進一退 気候のせいか薬のせいか

 母の認知症介護をしていて悲しいことの一つは、表情が乏しくなっていくことです。

 私の母も徐々に表情が乏しくなっていきました。

 認知症にはいくつか型があり(脳血管性認知症、レビー小体型認知症、アルツハイマー病)があり、よくなる認知症もあるようですが、アルツハイマー型の認知症はよくはならない、と言われています。

 そうは言っても、表情が乏しくなる一方とも限りません。

 気候が良くなったり、楽しい話題になったりした時に、楽しそうな表情になることがあります。

 不機嫌になることが増えてしまった2018年1月現在では、母が笑うことはほとんどなくなってしまいましたが、それでも、少しでも笑ってもらいたい、と面会に行くたびに心がけています。

2012年7月○日

・Oクリニックに行ってきた。

 定期的な通院。

 血圧や脈拍などに、特に異状はなかった。

 病院に入る時、自動ドアを手で閉めようとしていた。

 その後、昼食を食べたお店でも、帰りに自動ドアを「閉めなくていいのかなあ」と言っていた。

 状況としては、もちろんよくなっているようにも感じないが、急に進んだようでもない。

 気候が暖かいからか、「表情はいいですね」とO医師は言っていたが。

 しばらく腰の痛みは訴えていなかったが、昨日「ここ2、3日腰が痛い」と言って、I整骨院に行ってきた。

第14回 認知症介護 腰痛と痛み止め

 母は腰痛があり、整骨院や整形外科にも行っていました。

 元々、腰痛を持っていたわけではありませんが、いつの頃からか、背中が曲がってきました。

 背中が曲がるというより、ねじれるという感じでした。

 整形外科に行っても、骨粗しょう症ぎみだから、カルシウムの吸収をよくするような薬が出るとか、痛みを抑えるために痛み止めの薬が出るとか、そのような感じでした。

 年齢のため、仕方がないのかもしれませんが、痛みがあるというのはやはりかわいそうでした。

 母はタクシーを呼んで一人で整骨院に行くこともよくありました。

 ただ、木曜日の午後は休みとか、そうした注意深さは、しだいに薄れていきました。

 でも、その頃は、タクシーを呼ぶことも、整骨院が休みで診察が受けられなかったことを私に話すことも、まだできました。

 2012年3月のメモです。

2012年3月○日

・母は今日もI整骨院に行った。

 しかし、木曜日は午前中だけで、午後に行ってしまったので、診察を受けられず帰ってきたとのこと。

 腰が結構痛いから痛み止めも飲んでいる。ここ数日はずっと夕食後に痛み止めも飲んでいる。

第12回 認知症介護 お正月

 あけましておめでとうございます。

 昨年のお正月は、グループホームに外出届を出して、母を家に連れて帰りました。

 1月1日の10時から14時までの6時間ほどを、母は家で過ごしました。

 母を迎えに行ったとき、グループホームには多くの利用者さんがいらっしゃいました。

 家族が迎えに来ていない、ということです。

 そして、その方々をお世話するために、スタッフの方は働いていました。

 スタッフの方々には本当に頭が下がります。ありがとうございます。

 一昨年のお正月も昨年と同様に、母を迎えに行き、母は数時間ですが家に帰って家族と一緒に過ごしました。

 しかし、今年は迎えに行きませんでした。

 私がもう難しいと感じたからです。

 ここでもやはり「母さん、ごめん。」です。

 そしてまた、「明るく、明るく、走るのよー」と心の中で歌うのです。

 この一年が皆様にとって幸多き一年になりますように、心よりお祈り申しあげます。

 そして、このブログが、認知症介護に携わっている方のほんの少しでも支えになってくれれば、と願います。

 これは、1月1日に公開する予定で書いたものです。