「認知症フレンドリーイベント 誰もが安心して暮らせる社会を目指して」(朝日新聞社主催)が、2018年9月22日に、東京都中央区で開かれました。
私は地方在住で、残念ながらそのイベントには参加していませんが、10月24日から26日の3回に分けて朝日新聞に掲載された、そのイベントの報告を見ました。
報告1では、若年性認知症の当事者である福田人志さんが、取材で「トイレの行き方も分からない、ご飯の食べ方も分からない」というような「認知症らしさ」を求められて困惑したことが紹介されていました。
「認知症の人と家族の会東京都支部代表」を務めた大野教子さんからは、認知症の予防だけを安易に取り上げるテレビ番組が最近は多く、「認知症にはなりたくない」という思いを助長しているのでは、という指摘がありました。
報告2では、慶応大学医学部精神・神経科学教室教授の三村将さんの、「予防が肝心 食事や睡眠に気を配って」という認知症のリスクを高めるものと予防に効果的なものの話がありました。
認知機能が低下した人への効果的なケアの技法である「ユマニチュード」の認定インストラクターである盛真知子さんの、ケアが必要な人との具体的な接し方の技術の話がありました。
「ユマニチュード」については、先日のNHKの「ためしてガッテン」でも紹介されていたように思います。
報告3では、交通評論家で認知症予防専門士の中村拓司さんと、マツダ・統合制御システム開発本部主査の中島康宏さんが語る、認知症の方と運転の問題についての言及がありました。
京都府立医科大学大学院教授である成本迅さんの、金融機関を活用した認知症当事者への支援についての話もありました。
私が母の認知症に気づいた場面の一つも、母が郵便局のATMでまごついていて、局員さんに助けてもらっている場面でした。
朝日新聞デジタルには、「認知症とともに」という特集記事がありますので、紹介します。
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