第40回 認知症介護 ケアマネに感謝

 ケアマネジャー、本当にありがたい存在です。

 認知症介護においては、どう対処したらいいのか本当に困ってしまう場面がいくつもあります。

 自宅での母の介護で、あれは大変だったというピークは何度か訪れますが、その最初が2013年12月でした。

 母はひざが痛いと訴えるのです。

 ご飯も食べません。

 薬も飲みません。

 心配になって職場から一度家に帰り母の様子を見ると、どうやら昼過ぎまでご飯も食べず、薬も飲まず、痛がっています。

 私が母の体勢を変えようとすると、母の足が何度もつり、痛い痛いと訴えます。

 困ってケアマネジャーのNさんに電話したら来てもらえることになりました。

 病院に連れていくのにも付き合ってくれて、本当に助かりました。

 ケアマネジャー、本当にありがたい存在です。

2013年12月○日

・今日はケアマネのNさんに来てもらって本当に助かった。

 母は朝からひざがすごく痛いというので、デイサービスは休んだ。

 ご飯も食べず薬も飲まずではないかと思い、昼過ぎに帰って来てみるとやはりそのようで、少し物を食べさせて薬を飲まそうとしたのだが、痛がってベッドに座ることもできない。

 ひざも痛い。

 体を起こそうとすると、右足も左足もつる。

 Nさんに電話して15:30頃に来てもらうことにした。

 電話したのが14:00頃。

 母は何とか座って、チーズをひとかけら食べて、薬は飲んだ。

 15:50頃にNさんが来てくれて、N整形外科クリニックに同行してもらった。

 着替えも車まで歩く介助もしてくれた。

 ひざの状態は外科的にはそう悪くはないと言う。

 水がたまっていることもないし、熱を持っていることもないし。

 ということで、薬は一日に三回飲む別の痛み止め(ロキソニン60㎎)に変えた。

 正直言うと認知症の進行が怖くて、本来朝晩二回飲む痛み止めを、朝一回だけにしていたのだが、薬はきちんと飲んでいたとウソをついてしまった。

 痛み止めが効いてきたからか、整形外科から帰ってからは痛みが大分楽になったようだった。

 トイレにははって行っていたとも言っていたので、Nさんとも相談してポータブルトイレを購入すべく、手配してくれていたのだが、Nさんが帰る頃、ひざが痛そうながらも一人で歩いてトイレに行ったので、Nさんと顔を見合わせて、もう少し様子を見ましょうかということになり、キャンセルした。

 ただ、今週は昼間ずっと家で寝ているよりはいいだろうということで、毎日デイサービスに行くことにした。

 その手配もNさんがしてくれた。

第39回 認知症介護 独り言が増えてきた その2

 前回の記事「第38回 認知症介護 独り言が増えてきた その1」で紹介したメモから半年後の2013年11月。

 母の独り言は大分激しくなってきていました。

 このころには、デイサービスにも行くようになっていました。

 このデイサービスの職員の方々や所長さんにも、大変お世話になりました。

 初めは週に2回程度。

 少しでも外に出て、家族以外の人と話したりする機会があればという感じでした。

 しかし、食べることの管理や薬の管理が難しくなってきて、火の不始末があったりして、週4回か5回通うように増やしたのがあまりよくなかったかもしれません。

 デイサービスの迎えが来るのが苦痛になっていたのかもしれません。

 独り言には「デイサービスには行かないよ」というのもありました。

 「男の人が話しかけたてきたりののしったりするのが聞こえるようで、それに答えたり、その声を追い払おうとしているような独り言が増えていきました。」と前回の記事で書きましたが、母は幼いころに「母親に捨てられた」と感じてもおかしくないことがあったようで、兄弟姉妹の面倒を見る母親役を小さいころからせざるを得ない状況にありました。

 その母親に対する思いを吐き出すかのような独り言もありました。

 「歳を取ったら子どもに返る」と言われますが、子どもの頃の記憶は残っているのでしょう。

 「カーラース、なぜ鳴くのー」の歌はよく歌っていました。

 「カラスの勝手でしょ」ではありません。

 元々の童謡の「カラスは山に」です。

2013年11月○日

・数日前から右ひざが痛いと言う。

 今日は腰も痛いと言う。

 それで整形外科に行ってきた。

 レントゲンの結果、ひざはそれほど悪くないらしい。

 腰は、下から5番目の骨が圧迫骨折のようになり、つぶれかけているようだ。

 以前からの変形はそこよりもう少し下のあたりらしい。

 昨日の夕方、1時間近くトイレか洗面所に入っていた。

 洗面所の入り口はカギが掛かっていた。

 中で何をしていたかは分からないが、ぶつぶつと独り言を言っていた。

 かなり長い時間。

 洗面所の外から少し聞いていた。

 1時間ほど経っても出て来ないので、「お母さん大丈夫」と声をかけたら、「はーい。トイレ」と答えて出てきた。

 翌日に聞いてみたら、覚えていなかった。

 1時間トイレに入っていたことも。

 独り言を言っていたことも。

 独り言も無自覚なのだろうなと思う。

 最近独り言が多くなった。

第38回 認知症介護 独り言が増えてきた その1

 母の独り言については、介護の過程で、私たち家族がかなり悩まされることになりました。

 男の人が話しかけてきたりののしったりするのが聞こえるようで、それに答えたり、その声を追い払おうとしているような独り言が増えていきました。

 時にはトイレに閉じこもり1時間近く独り言を言っていたこともありました。

 母をグループホームへ入れようと決意した理由の一つは、母の夜中の独り言が増えて、家族が寝られなくなってきたことです。

 それについては、もう少し先にご紹介することになるでしょう。

 独り言が気になり始めたのは2013年5月頃のことです。

 このころには、親戚のことも少しずつ分からなくなってきていました。

2013年5月○日

・ケータイの着信音が鳴ったらしく、「Sちゃん(私のいとこ)からかかってきたようだが、かけてもつながらない」と母が言う。

 着信履歴には残っていない。

 リダイヤルのほうには残っていたので、電話したのだろう。

 「Sちゃんって誰だっけ」と言っていた。

 ケータイの電話機能ももう使えなくなりつつある。

 Sちゃんに電話したら、「電話してないよ」とのことであった。

 妻の話では、最近朝方一人で話していることも多いようだと言う。

 独り言にしては大きい声で、そこに誰かいるかのように話していると。

 それから、ズボンを下ろして、というかお尻が見える位にずり下げていることも最近よく見かけると妻は言う。

 何のための行為か分からない。

 私はまだ見ていないが。